ワーク・ライフシナジーの伝道師、尾形です。
先日、上場企業のIT子会社にて、管理職研修を実施させていただきました。
会社統合があったとのことで、会社の言葉がまだ一致していない様子で、
それぞれの研修を受けて、お互いの考え方を合わせたいとのご依頼。
3回の実施で、1回はご希望の講師がいらっしゃったので、
その方に依頼。2回は私が講師を務めさせていただきました。
いつもの講演で言うことではあるのですが…
100年ライフについての答えは「自分で見つけてください」って
お話しました。
なぜなら、自分自身が気づかなければ、何にもならないから。
ただ、多くの会社が順番を間違って進めているのです。
その方法は…
どちらかというと、今の働き方改革の多くは
「働かせ方改革」として実施しているから。
ようは、やらされ感満載なのです。
「〇〇さんが言っている」とか「社長が言っている」とか、
「国がそういうことを先導しているから」とか・・・
まったく自分事ではないのです。
他人事としてやろうとしてしまっている。
その状態では、なかなか進まない。
そりゃ、そうですよね。
どんな仕事も「やらされ」でやるのと「自分がやりたい」ことと、
どっちのほうが「良い成果が出るか?」は簡単にわかるというものです。
端的に言えば・・・
働き方を考えなければならない状況にあることを伝え、
自分自身がどう生きたいか、どのような生活を送りたいか?
っていうのを考えてもらうということを本題にすれば、
自分たちから率先して動いてもらえるようになります。
ワーク・ライフ・バランスっていうと、
「仕事を蔑ろにして、生活を楽しむ」という考え方だと、
誤解としている方がまだいらっしゃいますが、
「仕事も生活も」どっちもメリハリを効かせてやろうぜって
話なのです。
そのほうが、生活が楽しいし、家庭の状況がうまく行くし、
そうすると「仕事もしっかりやろう!」という雰囲気になるのです。
むしろ、仕事を蔑ろにすることは、一切勧めていません。
ですので、現在では、先陣を切っている経営者は、
「ワーク・ライフ・バランスは経営戦略」だと
言っているわけです。
本気で「働き方改革を会社で進めたい」と思ったら、
会社が「制度を考えよう!」ってやる前に、
「どうやったら、働き方を考える風土になるか」を
社員とともに考えていくことをオススメします。
参考になれば幸いです。
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