なぜ、今「労働組合がやばい」のか? 

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ハピネスマイルの尾形です。

先日、以下のような、投稿をしました。
OneJAPANのネタですね。

【ONEJAPANという新たな「大企業若手集団」と「労働組合」】

私が、「労働組合はこのままではヤバイよ。」って言った理由。
なぜ、ヤバイのか?

解説していきたいと思います。

一方、労働組合の実態はというと、とても古い体質で、なかなかチェンジ
出来ていません。

私の所属していた労組は、しっかりと「賃金以外」のこと、「働きがい」で
あったりを考えている組合でしたが、他の労組はまだまだと聞きます。

最近は、労組での講演活動が少しづつ入ってきていますが、旧態依然の体質。
ほんと、ヤバイよと。

ONE JAPANの活動を拝見して、既存の労働組合の役員は、本当に危機感を
持ったほうがいいよと。

ここに、私としては、外からの刺激を与えていきたいと、
活動をスタートしています。

ということで、前回の投稿があったわけですけど・・・
そもそも、労働組合がどのような組織なのか?
といった事情を説明しなければならないなと、
解説をさせていただくということなのです。

【そもそも「労働組合」とは?】

労働者が主体となつて自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを
主たる目的として組織する団体又はその連合団体

ということが、法律(労働組合法というものが存在するんですね)の言葉なのですが・・・
わかりやすく分解してみましょう。

  1. 労働者が主体となつて        ⇒ 自立・自律して
  2. 自主的に労働条件の維持改善     ⇒ 賃金以外も
  3. その他経済的地位の向上を図ること  ⇒ 賃金なども向上

を主たる目的・・・(以下略)

ということなんですね。

会社の経営者と労働組合が対峙して、お互いに意見を出し合い、様々な内容を
決定していくのですが、1社、グループ会社だけでは、対応しきれないという事態が起こります。
特に、大きな問題の解決に取り組んでいくに従って・・・

これらを実現するために、連合体(連合)と「経団連」とが対峙していたりする。
という図式なのです。
(正しくは、交渉を直接しているということではないので違う面はありますが)

で、振り返ってみますが・・・OneJAPANの記事によると・・・

では、One JAPANという団体は何を目指しているのか。大手上場企業の社長ネットワークでは経団連(日本経済団体連合会)、IT企業を中心とした新経連(新経済連盟)、社会課題を解決する事業者を中心とした新公連(新公益連盟)などがある。
濱松氏は「おこがましいが…」と前置きしながらも、上記のような団体にはない、大手企業の若手がイノベーションと限定せず働き方などまでも政府に提言するような団体になれればと語る。
そんな団体をイメージしながらも、まずは大手企業の“唯一”の強みである「豊富なリソース」を活用しながら、新規事業・イノベーションや働き方を含めた人材・組織論を共有し、実践し、発展しあい、かつ、提言をできるような団体にしたいと語った。

ということは・・・簡単に言うと。「経団連」などのような政策提言をする団体にしていくということですよね。

一方、労働組合も「連合」などの組織を作り、連帯をし、政策提言などを行うために、政治家などに
していくということもやってきたのです。(これは、「組織内候補」とか言われたりしてますね。)

これって、丸かぶりじゃないですか!

今回の「OneJAPAN」自体、大企業の若手社員ということですから、本当にそれぞれの単組の
労働組合員が、在籍のまま、連帯しているということなんですよね。

こういう新しいイノベーションのための動きは歓迎される一方で、
労働組合は、本質での活動をあまり変えていないので、なにか古臭く感じてしまうような活動も
実施せざるを得ない(積極的に関わりたくない)という状態で悪循環していく・・・
ということが起こり得るのです。

労組だけではないと思うのですが、大きい組織の会社・労組などの「求心力」が、
薄れているということなのかなと感じています。

もちろん、「連合」などの組織は、非常に大きいので、そんなに大きな問題ではないじゃないか。
当然に、そういうことも考えられますが、「蟻の一穴」というような話もありますから、
【非常に危機感を持って取り組んでいかないと、労働組合は生き残れないのではないか】。

私はそう思っているのです。

皆さんの何かのヒントになれば、嬉しいです。

それでは、また。

 

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